第2回しあわせの経済フォーラム 2018に参加しました。

第2回 しあわせの経済フォーラム 2018 に午前中だけ参加しました。

◯ ノーバーグ・ヘレナ・ホッジの謝辞

午前中は、ノーバーグ・ヘレナ・ホッジの基調メッセージを辻さんが読み上げました。

私は、途中から聞いたのですが、気になった言葉が Big picture activism と言う言葉でした。

うまく理解できている自信はないのですが、私なりの解釈を載せさせて頂くと

Big picture activism と言うのは、様々な違いを乗り越えならが大きな絵に向かってみんなで前に進んでゆく市民活動と言うような意味だと思いました。

Earth Talk: Helen Norberg Hodge Big Picture Activism(英語)

https://www.youtube.com/watch?v=RZd3es18JW8

◯ ジェイ・トンプトさんの講演

続いて、イギリスのトットネスで Reconomy project を推進している ジェイ・トンプト さんの講演でした。

Reconomy Project:Reconomy Centre(英語)

https://reconomycentre.org/

トンプソンさんは、はじめにトランジションタウンう運動の根拠について、話しました。

IPCC とは?(日本語)

http://jccca.org/ipcc/about/index.html

第1作業部会(科学的根拠)(日本語)

http://jccca.org/ipcc/ar5/wg1.html

“人間活動が20世紀半ば以降に観測された温暖化の支配的な要因であった可能性が極めて高い(可能性95%以上)”

今回の報告で、可能性が90%から95%に引き上げられたそうです。

トンプソンさんは、IPCC の報告は、控えめすぎると言っていました。

— 記者(佐藤 順)の私見
以前、私もトランジションタウン栃の木の Facebook グループでピークオイル問題が解決したのだからトランジションタウン運動は、次の役目に移る必要があるんではないか?と言う投稿をしました。
しかし、トランジションタウン・トットネスでは、地球温暖化が進んでいる以上、活動は、これまで通り、進めてゆく(方向性を変える必要はない)と言うことのようです。

続いて、Reconomy project のタグライン(スローガン)は、citizen led economic transition(市民主導による経済的な移行)と言うことでした。

私たち市民は、私たちの健全さを維持する権利、私たちの属する社会を健全にする権利がある。ともおっしゃっていました。

— 以下、広聴中のメモ

しなやかさ

Resilience

持続可能な開発

新しい経済のプレイヤーたちがロールモデルを生み出し、より輝くための環境づくり

Actor

複雑な組織、複雑な経済の中に私たちはいる

しかし、答えをはじめから知っている必要はない

触媒となるものをどのように作るべきか

マークザッカーバーグになる必要はない

新しい起業家を作るべきである

文化的な構造

エコロジカルフットプリンを消す

コミュニティオーガナイザー

そこに存在している地域の経済的社会的資本を動かして行く

つなぎ合わせることで起業家になることができる

若い人たちのメンタリング

企業型生態系の構築

既存のステークスホルダとのつながりを作る

共同銀行を作る

いろいろなリソースがつながるような経路を作る

レエコノミー運動の骨子

活動をつなぐ

まとめて行く

ローカルの起業フォーラム

オープンスペース

スケジュールがなくゆっくり話し合える

needs と offer

食事を共にした後、ローカル企業のプレゼンを聞く

Investor

投資家

Entrepreneur

起業家

この部屋の中には、愛があふれているよね。(ローカル起業フォーラム参加者の声)

— 記者(佐藤 順)の私見
Reconomy project は、千葉県いすみ市の鈴木菜央 くんのプロジェクトが参考にしているみたいで、日本では、いすみ市が進んでいるのかなと感じました。

◯ ソーヤー海くんの講演

はじめに「はぜ、私たちは、今ここにいるのか?」と言う問いかけから始まりました。

ソーヤー海くんが活動を始める経緯を聞くことができました。

911で、アメリカが軍事攻撃に向かおうとしている時にアメリカにいて、その世の中の移り変わりの速さに疑問を感じたそうです。

当時、大学生でしたが、軍事攻撃をやめさせるため大学も休校になる程だったそうです。

それから世界を平和にする活動(本人は、それしか興味がない:平和活動オタク「自称」)に進んでいったそうです。

そのあと、隣の人と「なぜ自分が今ここにいるのか」を話し合ってみてくださいと言うワークショップになりました。

ワークショップがスタートすると静かった会堂がざわつきはじめました。

5分間、ワークショップをした後、海くんは、「これが革命だ」と言いました。

人が繋がることが革命と言うことのようです。

— 記者(佐藤 順)の私見
ソーヤー海くんの問題にしているグローバリズムは、アメリカ式グローバリズムと言えるようなものなのかなと思いました。
アメリカ式グローバリズムと言うのは、多国籍企業が政府よりも上位に位置し、人権や環境などの守るべき最低限のものを破壊して企業の利益をどこまでも追求してゆくようなグローバリズムのことです。
私自身は、日本のグローバリズム(TPP)は、もう少し社会的な公正が保たれようとしているのかなと期待しています。

トランジションタウン栃の木 – 宇都宮事務局 – 佐藤 順 2018/11/11 15:23 記