主な活動


ファーメント・ファッションとは?

ferment とは、発酵する、発酵させるという意味の英語です。ファスト・ファッションに対峙する概念で、着古した服や昔ながらの着物をもう一度見直し、生活の中で日常的に着ること、または、ファッションとして、積極的に身につけるムーブメントです。


手芸部

ファーメント・ファッションの考え方の土台になる着古しの服をパッチワークなどで修復する部活です。


つぶつ部

つぶつぶとは、種のこと。日本の在来種などの種を交換したり、あげたりしながら種を守り、野良仕事で種を増やす部活です。


バンブー・レボリューションとは?

現在では、身の回りの様々な日用品が工場で大量生産されるプラスチック製品に置き換わり、竹や木で作られたものは、ごく一部になってしまいました。

プラスチックは、自然へ返すには、何年も時間がかかり、しかも使い捨てなので、プラスチックの製品を使うということは、ゴミを大量に増やすことにもつながり、自然環境への負荷も大きい。

栃木県の大田原市には、竹細工で有名な職人さんがいます。その職人さんも現在は、プラスチック製品に押されて、苦しい状況かもしれません。

また、竹は、加工の仕方や扱い方を工夫すると、いろいろなものを作ることができます。

東南アジアのシュタイナー学校では、学校を竹で作ったという例もあります。

トランジションタウン栃の木では、竹細工職人の五月女さんや竹チャルカを設計・開発した小栗さんも活動しています。

竹の文化ももう一度、見直したい文化の一つですね。


コットン・レボリューションとは?

最近、オーガニックではない繊維や化石燃料由来の繊維が一般的にないつつあり、さらに環境への弊害が心配されている遺伝子組み換えのコットンなど。

コットン(それらによって作られる衣類)は、私たちの生活に必要不可欠で大切なものですが、経済合理性を優先させた、製造により、環境へ害を及ぼしている文化の一つです。

コットン・レボリューションとは?そのコットンの生産から衣類までへの工程の合理化をちょっと立ち止まって、もう一度見直そうよ!という活動です。

具体的には、日本各地でオーガニック、または、それに近い状態でコットンを育て、可能ならばそのコットンから衣類を作ることで、私たちの本来の文化をもう一度見直す活動です。

トランジションタウン栃の木では、自然農によるオーガニックなコットンを育て、糸紡ぎをし、糸にするところまでを、これまでの実績として行いました。

糸紡ぎのは、小栗さんの設計・開発した竹チャルカを使いました。


交換手帳じねん(自然)とは?

交換手帳じねん(自然)は、全国のトランジションタウン運動の拠点に広がりつつある通帳型地域通貨です。

それぞれの地域内の事務局で発行される通帳にいくらでなにを交換したかを記帳します。

交換にかかるポイントは、いくらでもよく、交換の当事者間でその時々に決定することができます。

ポイントがマイナスになっても利息がつかず、いくらでもポイントを発行できるので、ポイントがなくて、サービスを受けられないということはありません。

これは、信頼資本という考え方で、コミュニティに対する信頼を担保にして、物を交換することができる仕組みです。

ホームページ: http://zinenn.org/


共感的コミュニケーションとは?

共感的コミュニケーションとは、マーシャル・ローゼンバーグが提唱した、ひととひとの関係を調和と平和に導くコミュニケーション手法です。

具体的な手法のひとつでは、共感カードというカードを用いて、言葉ではなく、カードで、その時、そのひとが表現している感情の根源にあるニーズを推測しながら対話を進めます。

それを共感ポーカーと呼びます。

共感ポーカーでそのひとは、伝えたい感情やニーズに自ら気づき、その空間に調和と平和がもたらされます。

私は、その手法を菊池敦子さんから学びました。まだまだ、完成されてはいませんが、みんなでその効果と手法を学ぶ機会を作ることができたら嬉しいです。